8月のごあいさつ


8月はまだまだ暑い季節が続きますし
9月になってもまだまだ暑さが引くことはございませんが
何故か8月の終わりになると
夏が終わるのかぁ
と少し寂しい気持ちになるものでございます。

子供の頃には宿題もせず
友達と夏祭りに出かけたのは
きっと同じのことと存じます。

まだ8月。でございます。
久しぶりに浴衣でも来て
童心に帰り、思う存分
夏を楽しまれてはいかがでしょう。







小事、小言でございますが・・・。
「ありがた迷惑」という言葉がございます。
意味はご存知の通り
善意のつもりでしたことが
却って迷惑になるという言葉でございますが
この言葉、
なんて冷たい言葉でしょうか。

いやわかりますよ?わかるのですが
やはり人として生き物として
まずその善意に感謝すべきなのではないでしょうか。

「ありがた迷惑」という言葉は
基本「ありがた」より「迷惑」が先立って目立つ
冷たい言葉に感じます。
その「ありがた迷惑」で命の危険に晒されるわけでもございませんし。


「まずはありがとう」
の心を持ち合わせた人間に
なりたいものでございます。





先日我が家の妻、娘そして
私の姉とその子供(姪)と
大きめの公園に遊びに行かせていただきました。
日曜日の大きな公園ということもあり
園内はたくさんの子連れ家族で溢れ返っておりました。
園内には大きな遊具や池、広々とした芝生。
どこを見渡しても元気に遊ぶ子供たちでいっぱいでございます。

とりあえず遊具で子供たちに満足していただこうと
目的地まで歩いている時のこと。
姪が大きな声で私を呼びます。

「見てーー!!カエル!カエルがいる!!」

私が駆けつけると
そこにいたのは
なんとも可愛らしい小さなカエル。
私カエルについて勉強不足ではございますが
よく言う「アマガエル」という種類でしょうか。

そのカエルは日光が降り注ぐ
コンクリートの道端で
まるで困ったかのように座り込んでおります。

(なんて可哀想なカエルなんだ。きっと水辺に移動したいに違いない。)

そこからの私の行動は早く
両手でカエルを優しく包み
家族に報告をし
早歩きで一人、園内の池へと向かいました。

そして池の中にそっとカエルを解き放ちます。

(頑張って生き抜け…。)

そう心の中で呟く私は
さながら荒野を駆けるカウボーイ。
途中に寄った村の娘を助け
再び旅に出る時のセリフでございます。

カウボーイが池を離れ
家族の元に戻ろうと
少し歩き始めた時です。

背後から

「わぁーー!!カエルだーー!!」
「すげぇ!カエルいるじゃん!!」
「捕まえろ!捕まえろ!」

けたたましく叫ぶ男子小学生の集団。
手には虫とり網。
絶体絶命のカエル。







私は心の中でカエルに向かって
こう叫びました。


(まずはありがとうの心!!!)












投稿者:まるはちふくれ菓子店