7月のごあいさつ


今年も夏がやってまいりました。

いくら夏を経験いたしましても
夏の暑さに慣れることはなく
また今年も暑い暑いと
文句垂れるのでございましょう。

前向きに捉えますと
また今年も夏の暑さを
新鮮に感じることができる
というところでしょうか。

さて夏の食べ物の代表格といえば
色々とございましょうが
素麺
もその一つと存じます。

夏の暑さを感じながら
冷えた素麺が喉をするりと
流れていくあの瞬間は
日本の夏だなぁ
と感じるばかりでございます。

その素麺でございますが
鎌倉時代には既に
今現在に見られるような素麺
として作られていたそうで
江戸時代頃から盛んに作られた
と耳にしております。

また素麺には
日本三大そうめん
と呼ばれる産地があるそうで

三輪そうめん(奈良)
播州そうめん(兵庫)
小豆島そうめん(香川)

が三大そうめんにあたるんだとか。
よく聞きます揖保乃糸は
播州そうめん
ということでございます。


また「茹でない素麺」が巷では噂になっているらしく
作り方といたしましては

・沸騰したお湯に素麺を入れる
・入れ終わったら軽くかき混ぜる
・再び沸騰したら鍋に蓋をして火を止める
・その状態で5分経ったらあげて氷水で締める

こちらの作り方
通常よりも麺がツルツルとするんだとか。

ぜひ一度
「まぁいうて、あんま茹でない素麺」
お試しくださいませ。
















小事、小言でございますが・・・。
人が人に与える影響は計り知れないなぁ。
なんて思う今日この頃でございます。

なんと言いましょうか
人を変える
と言いますと大層なものに聞こえは致しますが
私は確実に
人は人を変えられると信じております。
例えばでございますが
お買い物をした際に
店員さんに無愛想な態度で接する事と
笑顔でありがとうと接する事とで
その店員さんのその後の30分、1時間が
変わるかと存じます。
その小さな積み重ねで
意外と人は
変わっていくのではないかと
思うわけでございます。

私も微力ながら
関わる人たちに
良い影響を与えれる人間になりたい。
と思う今日この頃でございます。



少し前の事でございます。
私には2人の娘がいるのでございますが
その上の方の娘が
突然に入院をいたしました。
命の危険とかそのような事ではございませんが
一応大事を取って
お医者様が入院の判断をされたのです。
突然の入院に必要最低限の荷物を慌てて
バッグに詰め込み
病院へ向かう私と妻。

大変心苦しくはありましたが
妻に付き添い入院をお願いし
私はまた
せっせとふくれ菓子作りの日々に
勤しんだのでございます。

仕事から帰ると
いつもは騒がしい家も
電気すらついておらず
静まり返っております。
私は寂しくなり妻の携帯に電話を掛け
娘と話すことにしたのでございます。

電話にでた娘は入院のせいか
いつもより元気のない様子。
私は言いました。
何か欲しいものは無いかと。
子を思う親の気持ちは
全世界共通券でございます。
どこでも使えます。

すると娘は弱々しい声で
いつも遊んでいるおもちゃを
病院まで持って来て欲しい
と答えたのでございます。
いつもバカしか言わない娘。
そんな娘がこんなに
か弱い声でお願いをするなんて…。
私の涙腺は
さながら黒部ダム。
あぁもう放水の時刻かしら。

しかし私は娘に少しでも元気になってもらおうと
ダムの放水ゲートは閉めたまま
子供用ギャグを言葉で差し出したのでございます。

「え!?ごめん!!おもちゃ全部食べちゃった!!!」

大人の方々が見たら
笑えない、意味のわからない事ですが
3歳児はそれを笑ってくれるのでございます。
医者でも看護師でも無い
無力な私が今できる唯一のことが
心を元気にする事でございました。

すると元気のない娘はこう返してきます。

「えぇ、殺すよぉ?」


あははは
やっぱり娘は可愛いなぁ……。


…ん?

え?

待ってなんかおかしくなかった?

殺すよぉ?って…。



先ほどまで溜まりに溜まった
ダムの貯水率は驚異の0%に。
カラッカラにひからびたダムには
特定外来生物のブラックバスが
干物と化し見るも無惨な姿に。
ダムツアーに来た観光客も
お口あんぐり。



実の娘に
「こ、殺すって、、へへへ…。」
とヤンキーに囲まれた少年のような
相手を伺う笑い方で
その場を切り抜けた父親。



娘にヤンキーの影響を与えた人物は
速やかに名乗り出ていただければ幸いです。

へへへ…。













投稿者:まるはちふくれ菓子店