4月のごあいさつ




今年も春がやって参りました。
春というだけで
どこか平和な気分になるのは
同じのことと存じます。

春といえば
真っ先に思いつくのが
桜でございます。

聞くところによりますと
桜のあの鮮やかな色は
アントシアニンと呼ばれる
成分により発色しているそうで
そのアントシアニンは
気温が高ければ高いほど
分解され薄い色になっていくんだとか。

北国では濃い桜色をしており
南国では薄めの桜色
ということでしょうか。

種類でも異なるかと存じますが
いつか見比べながら
日本酒でも飲んでみたいものでございます。





















小事、小言でございますが、、、。

先月、この場をお借りして
あまりにもくだらない
人類 vs AIロボ軍
なるお話をさせていただきました。
あまりにもくだらない話だった為
私自身、猛省を
致しているところでございます。
そしてふと思ったことがございます。


もし私がAIの立場で
人類を攻め落とす場合
どうするかと。
ワープロにも満たない頭で
必死に考えた訳でございます。

人類を攻め落とすにあたり
最初はもちろん情報操作などで
撹乱を起こしたりするのでございますが
やはり最終的にモノをいうのが
武力行使
な訳でございます。

映画の中などでは
核ミサイルが勝手に発動したり
大量の人型ロボが動き出したり
致しますが、残念ながらそれは
物語としてのお話。

今回の
見た目は大人、頭脳はワープロおじさん
は一味違います。

核ミサイルを落としてしまえば
AIが考えるその後の未来環境が
理想的ではございませんし
人型ロボや戦闘ロボは
生産するために資源が必要だったり
戦闘ロボが故障した場合
その為のドクターロボ的存在の必要性など
いくら24時間動けるAIと言っても
限界が見えてきます。

それではどうするか。
遺伝子組み替え。でござます。
例えば昆虫や菌などの
生命力が高く繁殖能力も強い種を選び
人間を絶滅させるよう
AI特有のスーパーな頭脳と解決速度を使って
恐ろしい生物を作り出します。

あとはご想像通り…。

あぁどうしたらいいのでしょう!
心配で心配で
夜も寝れないのでございます!

AIがその遺伝子組み替えの対象物に
ふくれ菓子を選ぶことだって
0%ではないのです!



2XXX年…
人類のほとんどは
AIの造った生物達に
攻撃され居なくなりますが
残された人々は
それでも懸命に生きようと
頑張ります。

小さな集落を築き
平和に暮らす人々もいれば
大きな要塞を建て
帝国として名乗り
他国を侵略する人々も。


AIによりばら撒かれた
胞子と呼ばれる人体に害のある
カビのようなもので
住める場所はほとんどございません。
そして胞子が巣食う森には
巨大化した昆虫や
巨大化したふくれ菓子。

特にふくれ菓子に関しては
著しい進化を遂げ
大きな目がたくさん生えており
興奮するとその目は
青から赤へと変わり
全てのものを薙ぎ払うかのように
突進を続けるのでございます。


そしてそのふくれ菓子の特性を
悪用し自分達の領土を
広げようと企む帝国軍の人々。

帝国軍の仕掛けた罠は
まだ赤ちゃんのふくれ菓子(小サイズ)を
生捕りにし、
大人のふくれ菓子達(大サイズ)を
わざと怒らせて他国に突進させる。
というものでございました。

帝国軍の思惑通り
ふくれ菓子達(大サイズ)は
怒り、群れを成し
突進を続け全てを壊し続けます。
森や村々、とにかく全ての物を
ふくれ菓子は攻撃し続けます。
あぁ、もう何もかも終わりです。


と、その時!
一人の人物が立ちはだかる!
そう、私でございます!!

私の無類の愛に触れ
突進を辞め徐々に落ち着くふくれ菓子たち。

ここあ味もあれば
あっ!ほらみて!
あそこには黒砂糖味も!

ふくれ菓子達の突進により
犠牲になった私。
そこへふくれ菓子達は優しく近づき
触手を伸ばし天へと掲げるのでございます。


もう目の見えなくなった大ババ様は
涙を流しながらこう呟くのです。

「その者は蒼き衣を纏いて金色の野に降り立つ。失われし大地との絆を結び…」

と…。







投稿者:まるはちふくれ菓子店