4月のごあいさつ


4月も迎え暖かい季節となりました。
コロナ禍が終われば、またお花見をしながら友人たちと
くだらない話でもして、お酒を飲みたい気持ちは
ご一緒の事かと存じます。
そういえば「くだらない」の語源をご存知でしょうか。
そもそも「くだらない」とは価値の無い・無意義なという意味でございますが
むかし、地方より江戸へ納める物の流れを「下る」と言っていたそうです。
もちろん天下の江戸へ送れる、下るのは良い品物だけ。粗悪な品物なんて到底送れない、くだらない訳でございます。
それが「くだらない」の語源とお聞きしております。
青くさい言葉で恐縮でございますが
世の中にはくだらないものなんて絶対無い。そう思いたい今日この頃です。








小事、小言でございますが・・・。

私の出社は朝が早く、冬にもなればまだ日は登っておらず
暗い道を一人ゆっくり歩くのが冬の常でございます。

2、3年前の事でしょうか。
その日は前日の夜に雨が降っており、路面は濡れていてより寒さを感じる出社道でございました。
寂しく一人歩いていると、前方に何やら白いものが横たわっていたのです。
感の良い私はすぐに気づきました。あれは猫の亡骸だと。大きさ、横たわっている場所。
おそらく車にはねられた白猫が歩道で力尽きてしまったのでしょう。
昔姉より猫の死体と目が合うと乗り憑るんだよと聞かされた私は、もうそれはそれは、平常心など保っていれるはずがありません。
怖いなぁ怖いなぁ、やだなぁやだなぁ・・・。
歩く速度と鼓動は無意識に早くなり、寒いはずの出社道で手にはじんわり汗を感じます。
こちらが歩いているはずなのに、まるであちらが向かってくるような。
そんな錯覚さえ感じるほどに、怖がりの私はもう恐怖心でいっぱいです。
丁度猫の亡骸を通り過ぎようとした時のことでしょうか、見ないと決めていたのに何かに吸い込まれるように、ふと目が勝手にそちらへ移ってしまったのです。




濡れた白いブリーフ(大きめ)が落ちてました。



この話、今すぐ江戸への出荷を停止させていただきますようお願い申し上げます。




投稿者:まるはちふくれ菓子店