年が明けまして、もう1ヶ月が経ちました。
いかがお過ごしですか。
最近の気候変動でどうなるかは存じませんが
一年を通して最も寒い時期でございます。
どうぞご体調には気をつけてお過ごしください。
さて2月も色々と行事がございますが
2月11日は建国記念日です。
なんとなく建国したんだなぁ。と
名前だけでわかるのでございますが
聞くところに寄りますとなんだか怪しい臭いが漂っておりました。
その昔、と言ってもすっごく昔の紀元前660年。
その2月11日に初代天皇が即位された日を
建国記念日に制定したんだとか。
疑り深い私は
いや、絶対2月11日じゃないだろ
と思ってはしまいますが
何はともあれ、日本で生活出来ているのも
先人の方々のおかげ。
どうぞ有意義な建国記念日をお過ごしくださいませ。

小事、小言でございますが・・・。
集団になる強さと怖さ。というものがあるかと存じます。
強さとは
スポーツの時のような団体プレイで生まれる絆と
いつも以上の底力。
のよなモノで
逆に怖さとは
赤信号みんなで渡れば怖くない
のような恐怖心や道徳心が人数がいることで麻痺し
悪い行いをしてしまうことでございます。
そしてその集団になる怖さとは
一度走り出してしまうと手が付けられなくなる
とても厄介なものでございます。
私、生まれてこの方、その怖さに触れたことがございませんでした。
そう。此処、まるはちで働くまでは…。
去年の夏のことでございます。
その夏は例年以上に暑く、日々ニュースなどでは
暑さによる警告がなされ
熱中症予防が叫ばれておりました。
私が子供の頃は
熱中症などは、ほどほど厄介な存在で
部活動等で炎天下、熱中症になったとしても
休んでおけば大丈夫。くらいのものでございました。
しかし昨今の夏は様子が変わり
35度を超えるのも当たり前。
熱中症は命の危機に関するものとなった。
と言っても過言ではありません。
ふくれ菓子は蒸し菓子。
当店のふくれ菓子は昔ながらに
火をガンガンに焚いて蒸しあげる為
職場はすぐに暑くなってしまいます。
その為
いつも働いてくださるスタッフの皆様の働く場所には
業務用クーラーを2台設置しているのでございます。
しかし私だけが働く場所には1台。
それもその1台というのも
スタッフの皆様の場所にあるクーラーの風を
パイプで引っ張って来ただけのもの。
実質0.2台ぐらいなのでございます。
それはまぁアチアチのアッチなのでございます。
一人0.2台で夏を乗り切らなければならない私。
もちろん
いや、そこにもクーラー付けなさいよ。
という声が聞こえてはきそうですが
少し我慢すればいいだけのこと。
そのクーラー設置費用を
ふくれ菓子の為に使った方が良い。
という考えのもと、今のところ我慢をしているのでございます。
そしてそんな暑さ滴れる真夏の日。
その日もせっせと働いておりました。
心の中では
アチアチのアッチかよ!
なんて叫びながらも黙って働いていたのでございます。
すると、急に私のもとへと向かう0.2台分の風が
急に止まったのでございます。
私は突然のことに驚き
アチアチのアッチにヤバヤバのヤッバかよ!
なんて暑さにやられ
訳のわからないことを心の中で叫び
クーラーのスイッチがある場所、
スタッフの皆様がいる場所まで向かったのでございます。
するとなんと1台だけクーラーのスイッチが
切られているではありませんか。
もちろんそれは私の元へとパイプで繋ぐ
0.2台分のクーラーのスイッチでございます。
ここで勘の良い私は気付かされました。
昨今続く物価高に色々な物たちが値上げ値上げのこの時代。
当店もその波に抵抗することなど出来ず
心苦しくはございますが
値上げを敢行致しております。
材料も人件費も上がる中
できる限りのことはしようと
こまめに電気や水道代を節約しているのでございます。
そしてそんな考えを律儀に守ってくださるスタッフの皆さま。
なんて勤勉で頼もしいスタッフに恵まれたのだろう…。
ちょうどそこに居らっしゃったのは
元居さんと山繁さんと前山さん。(全仮名)
流石に危険な暑さな為、
感謝の心を内に秘めつつも
御三方にクーラーをつけていただく用
お願いをしに向かったのでございます。
私「ごめんなさーい!クーラー点けてもらっても良いですか!?ちょっと暑すぎて、、、。あ、私を熱中症で死なせたかったら点けなくて良いですよ(笑)」(溢れ出すなんちゃって感)
「消そ消そ。」
「クーラー壊せ!」
「急げ急げ!ハンマーとかあったよね!?」
私の「なんちゃって感」に
御三方、間髪入れずにこの反応。
まるで純粋無垢な子供たちのように
御三方はきゃっきゃと笑いながら
私を熱中症にして殺す算段を
話し合っているのでございます。
元居さんに至っては
「人生で初めて笑顔を知った女性」
の如く全開の笑顔で笑っております。
クーラーのスイッチは
地獄三姉妹のすぐ近く。
電源を再度点けるには地獄三姉妹の元へと
行かねばならず、
電源を点けなければ
アッチアチの作業場へ逆戻り。
行くも地獄。戻るも地獄。
もし今年の夏私が熱中症で命を落とした場合
この御三方を通報していただきますよう
お願い申し上げます。
ダイイングメッセージでございました。