2月のごあいさつ




今年も1ヶ月が経ち
そろそろ2024という数字に
慣れてきたことと存じます。

まだまだ寒さと我慢くらべの
季節ではございますが
どうぞお身体ご体調には
お気をつけ下さいますよう
お祈り申し上げます。

さて2月に咲く花といえば
また色々とございますが
その中でも鮮やかさ際立つのが
椿。

落ち着きながらも
主張する大人な赤。
歳を重ねるごとに
その美しさに気付かされます。

椿も色々と品種がありますようで
私は小磯と呼ばれる
小さめな椿が好みでございます。

また椿油としても
広く知れ渡っているかと存じますが
椿油の歴史は古く
平安時代の初期には
確認されていると
耳にしております。

現在では東京、伊豆大島で
生産が盛んなようでございますが
かつては長崎県が
日本一の生産を誇っており
集落ごとに製油所があったんだとか。

着物の柄から
日用品にまでと
日本人が慣れ親しんできた椿。



お部屋に椿を飾ってみようかな
と思う今日この頃でございます。






















小事、小言でございますが・・・。

突然ではございますが
「生きていく上で何が大切か。」
ここ最近まるで哲学者になったような気分で
そのようなことを
考える機会が多くなったように思います。

おそらくそれは子供という
護らなければならない存在が
出来たからでしょうか。

以前の私であれば
何も迷うことなく
イケイケどんどん
で人生という下り坂を
滑走しておりましたが
その下り坂に
子供という楽しみと言いましょうか
重荷と言いましょうか
そのようなものが
増えましたおかげで

これからの人生をどう過ごして
どのような人になるのか

と考えざるを得なくなりました。
そして行き着く先が
「生きていく上で何が大切か。」
なわけでございます。

今のところ。でございますが
お金より時間より
人を大切に生きていきたいなぁ
と思う今日この頃でございます。




この間の話でございます。
家族四人でお出かけとやらを
させていただきました。
フォーメーションとしましては

生まれたてのベイビーを
妻が抱っこをして
3歳児の長女を
私が相手しながら歩く

といったフォーメーションでございます。
このフォーメーションに関しましては
鉄板のフォーメーションとして

「妻(と乳児)」+「長女」+「私」

の「フラットスリー」と呼ばれており
元サッカー日本代表の監督
フィリップ・トルシエ氏も
使用したと耳にしております。

フラットスリーの右翼として
人生のオフサイドラインを上げ下げしながら
歩いている時のこと。
長女が
「抱っこして!」
と懇願。
娘にはだいぶ甘々な私。
二つ返事で娘を抱っこし
街中の目的地を目指しぶらぶらと
歩き始めました。


そして抱っこをしながら
20分くらい
歩いたでしょうか。
3歳児と言っても
体重は立派に15キロほど。
私の腕には見事乳酸が溜まり
疲労感MAX。
情けないと思いながら
娘を信号待ちで降ろし
「も、もう歩いてくれ!」
と逆に懇願。

しかしそこは3歳児。
お得意の駄々をこね
抱っこするまで歩かない作戦を決行。

普段の私ですと
「いいから歩きなさい!」
と言うところですが
こう考えたのでございます。

子供は親の背中を見て育つ。
ここで彼女のために頑張れば
彼女もまた他人に対し
無償で頑張れる人間になって
くれるのではないか。

そう考え
腕がパンパンのところ
「おっしゃ!頑張るぞ!」
と気合を入れ
娘を再び抱っこしたのでございます。

先程まで泣きながら
駄々をこねていた長女は
私に抱っこされると
半べそで私の耳元に小さく囁きます。



「がんばってお金もらって、がんばってお金払ってね。」



ッッ!!?!!???!?!?!!?



ただただ寝る乳幼児。
爆笑する妻。
私に抱っこされ甘えた表情をする、
悪魔的にどす黒い何か。







え?人生で大切なものは何か。だって?
かね・金・カネぇええ!!!!!






投稿者:まるはちふくれ菓子店