11月のごあいさつ

今年も11月を
早くも迎えさせていただくこととなりました。
お元気でいらっしゃいますでしょうか。

11月頃からでしょうか。
柊(ひいらぎ)が花を咲かせますのは。

柊でございますが
聞くところによりますと
柊の葉は硬くギザギザしており
触るとひいらぐ(痛い、疼く、ヒリヒリする)
ことからその名がついたのだとか。

古くからその鋭いトゲで
邪気退散の効果が信じられており
風水では玄関に飾りますと
悪い気を寄せ付けない縁起物として
扱われているそうでございます。

昔にはそのトゲを活かし
ネズミよけなんかにも使われていたそう。



「柊の 葉の間より 花こぼれ」

高浜虚子の句でございました。

















小事、小言でございますが・・・。

最近よくこの単語をお聞きになりませんでしょうか。

「オオタニショウヘイ」

そうでございます。
この言葉を聞くとなぜだか存じ上げませんか
急に何かの二刀流になりたくなる
不思議な言葉なのでございます。
二刀流とはご存じの通り
何か二つの事を同時にこなす
剣技からきた言葉でございますが
私はこの
「オオタニショウヘイ」
というこの言葉を聞くと
無性に何かの二刀流にはなれやしないか。
こう思いを馳せて仕方ないのでございます。

まだまだ未熟ではございますが
一応それなりにふくれ菓子作りは
出来ているのではないか。
そう過信しておりまして
一つの刀はふくれ菓子作りだなぁと
思っているわけでございます。

そしてやはり問題になってくるのが
もう一本の刀なのでございます。
ここで大事になってきますのが
その刀の所在です。

どういうことかと申しますと
もう一本を
あまりにも人気な分野で選択致しますと
比べられる人口が増え
「上には上がいる」状態になり
到底二刀流にはなり得ないのでございます。

私は、そう、
楽して二刀流になりたいのでございます。
どなた様がどんな文句を言おうと
楽して二刀流になり

「カゴシマのオオタニショウヘイ」

になりたいのでございます。
あ、オオタニショウヘイです。
と自身の事を言えたらもう勝ち。
大手企業が好イメージの私を
見逃す筈もございません。
何せ二刀流でございますから。


CMに引っ張りだこの私はてんてこまい。
片手に銀色の缶ビールを持ちながら
カメラの前で爽快に喉越しを楽しむ私。
最中どこからともなく聞こえてきます、

「アサフィ、スーパージュラァァイ。」

と外国人男性の声。
そして私はこう思うのです。

(アサフィ、スーパージュラァァイ。)

と。



少し意味がわからなくなってはまいりましたが
話を戻させていただきますと
楽して二刀流になる為には
刀の所在つまりはジャンルの選択が
大事になってくる訳でございます。

今回は
「そのジャンルで極めた」
ということより
「二刀流」
ということに価値がございますので
手っ取り早さが大切でございます。

こうは綴りましたものの
長らく考えた結果
まだあと一つの刀は見つかっておらず
どこぞでお会いしました際には
もう一つの刀の所在をご教授いただきましたら
幸いでございます。


またテレビCMなどで
見知らぬ男が缶ビールを飲んでいましたら

あ、刀が見つかったのか。

と安堵していただくと共に
応援のほどよろしくお願い致します。









投稿者:まるはちふくれ菓子店