今年も早いもので
10月を迎えることとなりました。
一昔前までの秋とは
少し様子が変わって参りましたが
相変わらず「秋」
という響きは素敵なものでございます。
秋の夜長
ベランダやお庭に出て
お酒やコーヒーを嗜みながら
夜風を心地よく感じたいのは
ご一緒のことと存じます。
私個人の意見ではございますが
コーヒーを嗜むとき
一番美味しいと感じる瞬間は
コーヒー豆を挽いている時間
だと思っております。
あの香ばしくも柔らかい香り
そして
富んだ時間を過ごしてる私ったら素敵
と自惚れしている感じ。
ぜひどうぞ恥ずかしがらず
自惚れを楽しんで頂けますと
幸いでございます。
小事、小言でございますが・・・。
当店のふくれ菓子は手作りでございます。
もちろん機械でボタン一つ押せば蒸しあがるような環境には
ヨダレが出るほど憧れは致しますが
きっとおそらく当店の菓子は
機械では作れないんだろうなと
思う訳でございます。
なぜかと申しますと
天候や粉や砂糖の状態が異なれば
菓子作りへの接し方も変えなければならない為です。
「THE感覚」
が必要なのでございます。
と、なると
もちろん「人」が活躍してくる訳でございますが
人の手で何かをする以上
ミスと呼ばれるものが
発生してくるのは自然の摂理。
菓子作りにしても
小さな作業にしても
ミスはございますが
そのおかげでふくれ菓子が作れている以上
ミスも大切に思わないといけないわけでございます。
そのような具合で
ある日いつものように
菓子作りをしていた日のことでございます。
蒸し器に材料を流し込んだは良いのですが
あるスタッフさんが蒸し器の蓋を
完全に締め切らないでいてしまいました。
結果はもちろん失敗。
到底お客様に出せる品物ではございません。
私不思議でたまらないのですが
蒸し方に失敗したふくれ菓子は何故か
変な臭いがするのでございます。
蒸す前の材料やちゃんと蒸した菓子は
いい匂いがするのに
なーぜか失敗した菓子は
変な臭いがするのでございます。
そんなこんなで
失敗した菓子が出来上がったわけでございますが
私、失敗した菓子も味見するようにしております。
理由としましては
やはり失敗から学ぶことは多いですし
失敗した菓子の味も
知っておかなければならない
と思っているからでございます。
失敗した、へーーんな匂いを漂わす菓子を前に
眉毛を寄せながらくんくんと嗅ぐ私。
その時、ふとスタッフの細井さん(仮名)と目が合います。
すると細井さんが一言
「顔が臭そうですよ。」
あーー、、えーー、細井さんそうじゃない。
そうじゃない。
その言い回しは
臭い顔の持ち主に対しての発言です。
この場合だと
臭そうな表情してますね
が適切です。
まるで私の顔が臭いみたいな感じにな
…え、うそ。
臭いのですか?顔が?
確かに私物心ついた頃から
やれスポンジボブに似てるだの
やれトイストーリーのウッディに似てるだの
言われてきましたが
まさか
ぐちゃぐちゃに腐ったスポンジみたいな匂いが顔面からおしおますねぇ
(直訳:顔が臭いので帰ってください)
子供の汚ねぇ唾液がついたオモチャみたいな匂いが顔面からおしおますねぇ
(直訳:顔が臭いので帰ってください)
と京都のあの
「良い時計してはりますなぁ」=「長居せずに帰って」
的な言い回しだったことに
気づいてなかったということでしょうか。
そうとも知らず私は
なーんだよ!全然似てないよ!笑
と申していたのでございますか。
私なんかは業務用ハイターでも顔面にかけておけ。
という話でございました。