2月のごあいさつ




今年も1ヶ月が経ち
そろそろ2024という数字に
慣れてきたことと存じます。

まだまだ寒さと我慢くらべの
季節ではございますが
どうぞお身体ご体調には
お気をつけ下さいますよう
お祈り申し上げます。

さて2月に咲く花といえば
また色々とございますが
その中でも鮮やかさ際立つのが
椿。

落ち着きながらも
主張する大人な赤。
歳を重ねるごとに
その美しさに気付かされます。

椿も色々と品種がありますようで
私は小磯と呼ばれる
小さめな椿が好みでございます。

また椿油としても
広く知れ渡っているかと存じますが
椿油の歴史は古く
平安時代の初期には
確認されていると
耳にしております。

現在では東京、伊豆大島で
生産が盛んなようでございますが
かつては長崎県が
日本一の生産を誇っており
集落ごとに製油所があったんだとか。

着物の柄から
日用品にまでと
日本人が慣れ親しんできた椿。



お部屋に椿を飾ってみようかな
と思う今日この頃でございます。






















小事、小言でございますが・・・。

突然ではございますが
「生きていく上で何が大切か。」
ここ最近まるで哲学者になったような気分で
そのようなことを
考える機会が多くなったように思います。

おそらくそれは子供という
護らなければならない存在が
出来たからでしょうか。

以前の私であれば
何も迷うことなく
イケイケどんどん
で人生という下り坂を
滑走しておりましたが
その下り坂に
子供という楽しみと言いましょうか
重荷と言いましょうか
そのようなものが
増えましたおかげで

これからの人生をどう過ごして
どのような人になるのか

と考えざるを得なくなりました。
そして行き着く先が
「生きていく上で何が大切か。」
なわけでございます。

今のところ。でございますが
お金より時間より
人を大切に生きていきたいなぁ
と思う今日この頃でございます。




この間の話でございます。
家族四人でお出かけとやらを
させていただきました。
フォーメーションとしましては

生まれたてのベイビーを
妻が抱っこをして
3歳児の長女を
私が相手しながら歩く

といったフォーメーションでございます。
このフォーメーションに関しましては
鉄板のフォーメーションとして

「妻(と乳児)」+「長女」+「私」

の「フラットスリー」と呼ばれており
元サッカー日本代表の監督
フィリップ・トルシエ氏も
使用したと耳にしております。

フラットスリーの右翼として
人生のオフサイドラインを上げ下げしながら
歩いている時のこと。
長女が
「抱っこして!」
と懇願。
娘にはだいぶ甘々な私。
二つ返事で娘を抱っこし
街中の目的地を目指しぶらぶらと
歩き始めました。


そして抱っこをしながら
20分くらい
歩いたでしょうか。
3歳児と言っても
体重は立派に15キロほど。
私の腕には見事乳酸が溜まり
疲労感MAX。
情けないと思いながら
娘を信号待ちで降ろし
「も、もう歩いてくれ!」
と逆に懇願。

しかしそこは3歳児。
お得意の駄々をこね
抱っこするまで歩かない作戦を決行。

普段の私ですと
「いいから歩きなさい!」
と言うところですが
こう考えたのでございます。

子供は親の背中を見て育つ。
ここで彼女のために頑張れば
彼女もまた他人に対し
無償で頑張れる人間になって
くれるのではないか。

そう考え
腕がパンパンのところ
「おっしゃ!頑張るぞ!」
と気合を入れ
娘を再び抱っこしたのでございます。

先程まで泣きながら
駄々をこねていた長女は
私に抱っこされると
半べそで私の耳元に小さく囁きます。



「がんばってお金もらって、がんばってお金払ってね。」



ッッ!!?!!???!?!?!!?



ただただ寝る乳幼児。
爆笑する妻。
私に抱っこされ甘えた表情をする、
悪魔的にどす黒い何か。







え?人生で大切なものは何か。だって?
かね・金・カネぇええ!!!!!






年初めのごあいさつ


あけましておめでとうございます。

今年も新しい年がやって参りました。

新年の抱負はお決めになりましたか。
私は懲りもせず
どうせ2月には無かったこととなる
抱負を背負い
一年を始めさせていただいております。

抱負を決めた瞬間のあの
「おし!やったるで!」感。
嫌いじゃぁございません。

新年の抱負とは
「おし!やったるで!」
を感じる為にあるのではないか。
そう思うのでございます。



微力ながら。ではございますが
素晴らしい一年の
お役立てとなりますよう
当店の菓子を通して
頑張って参りますので
これからもどうぞ
お付き合いいただきますよう
お願い申し上げます。














小事、小言ではございますが・・・。

機械のボタンをポチッとな。
では作れない当店の菓子。
手作りで一つ一つ蒸しあげている為
菓子作りには人手を要します。

その為当店には
さまざまなスタッフの方がいらっしゃいます。

私一個人から見させていただきますと
結構変わり者なスタッフの方が多く
仕事に飽きるということが
あまりございません。
皆それぞれ何か変わったポイントをお持ちで
それに遭遇するたびに
笑いや驚きを与えていただきます。

…そう、今までは。




ある肌寒い日のことでございました。
私はいつものように
出来上がったふくれ菓子に包丁を入れ
大きな大きな菓子を
小分けにさせていただいておりました。

この包丁で小分けにする作業が
まぁ難しいのなんの。
一つ一つ異なった形に膨らんだ菓子を
大体に全て、重さが合うよう
切り分けなければなりません。
それに種類が7つ。
全ての菓子を
上手く切り分けられるようになるまでには、
なかなかの時間が必要となるわけでございます。

そんな集中力を要する
切りの作業に没頭する私。
一つ一つの菓子と向かい合い
誠心誠意切っていたわけでございます。

すると突然足元に紙屑が
ポイッ。

ん?

横を見るとそこには
ニタニタと笑う橋本さん(仮名)の姿が。

説明をさせていただきますと
切りの作業場の足元には
綺麗なゴミだけを入れる屑入れがございます。
その場所が作業をする上で
効率が良い為
そこに置かせていただいているのですが

おそらく橋本さんはその屑入れに
ゴミを入れたかったのでしょう。
遠方より投げて入れようと試み
見事失敗。
私の足元へと届いたのでございます。

誠心誠意性タイムの私は
橋本さんを咄嗟に見ます。

すると橋本さん
「えへへ、なんか投げてましたね。」

(なんか投げてました、、、ね?)

投げたのは貴方です。
という言葉をグッと堪え、
あぁ、もしかしたら橋本さんは
ご自身を俯瞰して見る性格の方で
おそらく今された事を
悪いことだ!と第三者の視点で
観察していたのだろう。

私はその「ましたね。」に
そう落ちどころを見い出し

「…えぇ、投げてましたね。」

と苦しくはございましたが
返事をしその場を凌いだのでございます。



…そしてその日のお昼過ぎのことでしょうか。
とあるパソコンで行う作業を
橋本さんに依頼させていただくこととなりました。
このパソコンの作業
橋本さんは既に5、6回はしており
そろそろ私に聞かずとも
一人で難なくこなしていただきたいところ。

私「橋本さーん、この間のパソコンのやつ、していただいて良いですか?」

橋本「はーい。」

パソコンの前に座る橋本さん。

橋本「で、どうするんでしたっけ。え?待って!もう忘れてますよ!いつになったら覚えるんですか全く!」

(え、貴方、だれ。)

まるで他人事のように
自分を叱咤し始める橋本さん。
今、私の目の前に居る
この橋本さんの皮を被った
化け物はなんですか。

あぁ、これはもう既に
本物の橋本さんは
この未知の化け物に食われ
そして体を乗っ取られ
化け物は橋本さんとして
人間社会に溶け込んで居るに違いありません。


後日、私は化け物にこう問いました。

「昨日の夜ご飯何食べましたか。」

化け物は言います。

「ホワイトシチューにパンじゃなく、ご飯にかけて出してやりましたよ。グゥエッヘッヘッヘ…。」

あぁきっと、ご家族も既に、、、。

日本人の
「ホワイトシチューにパン・ご飯論争」
の情報まで
既に手に入れているところを見ますと
かなり文明の発達した
異星人に違いありません。

そんな高度な文明を前に
打つ手もなく
橋本さんのご家族もまた
異星人化しているはずでございます。






当店にお越しの際
スタッフ全員が
おかしなテンションの際は

あぁ乗っ取られたなぁ。

と広い心で
受け止めていただきますと
幸いでございます。

年の暮れのごあいさつ




今年も一年
小さな和菓子屋をご面倒見ていただき
誠にありがとうございます。

スタッフの皆様やお取引先様
そしてお客様。
誠に誠に
ありがとうございます。

来年も、無事良き一年となりますよう
ここらで一発
「人生意外とどうにかならぁ」
と念じていただきましたら
幸いでございます。

これからも
手作りで汗水垂らしながら
菓子を作って参りますので
もしよろしければ
お付き合いくださいませ。












小事、小言でございますが・・・。

我が家は今、空前の
ベビーブームでございます。
第二子の誕生により
一番目の子の世話と相まって
もうそりゃあ大変な訳でございます。

仕事にどっぷりな私のせいで
家事育児を頑張いただく妻。

休みの日なんて
あって無いようなもので
夫婦揃って腰が痛いだの
いつも眠いだの
とても大変な日々が
続いております。
近くに頼れる親族もいない為
たまの羽伸ばしも難しい状況。

2人の子供で
これだけ大変なのだから
3人4人と育児されている
ご夫婦、先輩方には
頭が上がりません。

しかし。でございます。
そんな疲れも癒してくれるのが
また子供。
というわけでございまして
寝顔や笑った顔など見ますと
子供が居てよかったなぁと
しみじみ思うのです。

まだ付き合いの浅い2番目の子。
どんなことで喜ぶのか分からず
親としてはいろいろな事を試して
様子を見るのでございます。

この抱っこの仕方で泣き止んだ。
この子守唄で落ち着く。

まるで何かの実験のように
日々何かを試しては失敗し
それを繰り返して
ほんの少しの成功を掴み取ります。


以前の実験中でございます。
寝ようか寝ないか
まどろむ2番目の子を
抱っこしながらあやしておりました。
目を開けたり閉じたり。
そんな我が子を見ながら
私はある名案を閃きます。

眠い→心地よくなる→完全に寝る

…?

…心地良いと言ったら

…草原。草原と言ったら風。

…風と言ったら息を掛ける。

ハイ、キマシタ。

所ジョージもびっくりの連想っぷり。
マジカルバナナは私のもの。

赤坊に吐息を掛けたら
母なる大地を思い起こし
勝手に寝るに決まっております。

思い立ったら即行動でございます。
抱っこする我が子の顔に
優しくフーフー…。
ほーら大地だ。
ほーーら母なる大地だ。

そこへ急にやってきた妻が一言

妻「くさッ!」
私「ッ!?」
妻「ギャハ、ギャハハハハ!!!!」

息を掛けられた赤坊の
アフレコを瞬時に行い
笑い転げる妻。

妻「ギャハハハハハハ!!!」
私「・・・。」




腐ったマジカルバナナの話でございます。








11月のごあいさつ


寒さが際立ってきますこの季節。
クリスマスや年末に向けて
少しずつ何処か
ソワソワとし始めているのは
きっと同じのことと存じます。

さて11月の行事の中に

新嘗祭(ニイナメサイ)

と呼ばれる行事があるのはご存知でしょうか。
新嘗祭
名前は聞いたことあるぐらいで
謎に包まれた祭り
という雰囲気で今まで
私は生きてまいりました。

ニイナメサイという響きだけで
進めさせていただきますと


古代中国の伝説的拳法
「新嘗拳」
の創始者であり
その森羅万象を教えとする
新嘗拳の真髄は
現代における武術ほぼ全ての
基礎を作り上げたと言われる。
その為今もなお
ニイナメサイに対する
世界の武術家たちからの
尊敬の意は衰えない…。


のようなことを
言われましても
私は信じてしまうため
ここは一度
新嘗祭について少し
勉強ついでにお伝えできましたら
幸いでございます。

新嘗祭の歴史は古く
聞くところによりますと
日本書紀にも新嘗の
文字が書かれていたそうで
新嘗祭を簡単に申しますと
「秋の収穫を祝おうよ」
とのことです。

地域によっては
祭りが開かれたり
神社でお祈りが行われたり
様々なようで
もしかしたらご自宅で
日本酒片手に
「秋万歳。」
と呟けばそれはもう新嘗祭かもしれません。

昔の方々の
季節や命を大切に祝う習慣は
とても素晴らしく思うばかりでございます。


そして
私はおそらく今回のおかげで
新嘗祭を
新嘗拳として記憶してしまうことでしょう。












小事、小言でございますが・・・。

私の事で大変恐縮ではございますが
先月私の第二子となる赤坊が
この世に這いずり下ろされました。

最近の赤坊事情では
3000グラムをいかないベイビー達が
生まれることが多い中
3800グラムという巨体を携え
出世したのでございます。

仕事が忙しい中
職場の方々のご協力のもと
出産に立ち合わせていただいたのですが
初めて第二子を見た感想は
「で、でけぇッ!」
でございました。

あまりのデカさに
名前を事前に決めておいたのですが
急遽アンドレ・ザ・ジャイアント
に変えようかと心が揺れたほどでございます。
4000グラムを超えると
巨大児と呼ばれるそうで
あと200グラムで
第二子の彼女は本当に
アンドレ・ザ・ジャイアント
という名前になっていたことでしょう。

さて
赤坊が生まれてから起こる初めてのイベント
というものがございます。
それは友人や職場の方々に
赤坊の名前を尋ねられることです。

赤坊の名前を初めて申し上げる際
物凄く物凄く恥ずかしいのは
私だけでしょうか。
なんと言いますか
センスを問われているような。
そんな気分になるのでございます。

世の中はいろんな趣味趣向の人たちで溢れており
赤坊に
キャラクターのような名前を付ける方もいれば
古風な名前
外国人のような名前
様々な方がいらっしゃいます。

そこに親としての責任と愛があれば
私は否定は致しません。
しかし、なんーか
なーーーんか初めて伝える際は
照れ臭いのでございます。

第二子の名前でございますが
一番目の子が漢字一文字であった為
第二子もその路線で行かせていただく事となり
無事
『花(仮名)』
とさせていただいたのです。


私は花という名前を隠し持ちながら
また通常通り
仕事のある生活へと戻ったのでございます。

第二子が生まれて数日経った頃でしょうか。
とうとう名前を聞いてきたのが前山さん(仮名)でした。

前山「おめでとうございます!お名前はどうしたんですか?」

(きたきた、名前を早速聞いていたぞ。でもここは答えないのもおかしいし嘘の名前を言うわけにもいかない。仕方ない、恥ずかしいけど教えよう)

私「あ、花にしましたよ」

前山「え、『お花』の『花』?」


ここで前山さんが
訳のわからない確認をぶっ込んできまして
私は混乱。
口頭で伝えた為、前山さんは漢字を知りたかったのでしょう。
漢字を知る際は違う言葉を出して
それを照らし合わせて知るのが一般的です。
例えば山元さんというお名前の方がいて
山本なのか山元なのか知りたい場合は
「モトは元気の元ですか?」
という具合にです。


「山元さんのモトはお山元様のモトですか?」
「いいえ、違います。」


名前をお上品に変換したところで
漢字はわからないのでございます。
私は今前山さんの頭の中で
どのような名前が浮かんでいるのか
知りようがないまま

私「は、、はい。」

と返事をしました。





…もしかしたら今でも前山さんの中では
「鼻」
というヤバめのベイビーが
この世に生を受けたことになっているのかも知れません。







10月のごあいさつ

今年も無事10月を迎えることができ
感謝感激の日々でございます。

いかがお過ごしでしょうか。

秋が深まる10月。
何を楽しみにされていますか。
食に読書にスポーツ。
過ごしやすい季節が訪れますと
何か新しいことをしたくなるのは
ご一緒の事と存じます。

私は秋になりますと
やはり秋刀魚を食べたくなるのでございます。
脂が乗ってぷっくらと膨らんだ身に
大根おろしと醤油を少々。
肝の苦みと冷酒を合わせれば
そこはまさに極楽浄土。
あぁもういっそのこと
あたい、秋刀魚になっちゃいたい。


そんな秋の魚の代表格サンマでございますが
漢字を見ますと
「秋刀魚」
なかなかのキラキラネームでございます。

光宙(ピカチュウ)
にも似た何かを持つサンマでございますが
諸説はあるようですが
私の聞くところに寄りますと
その昔サンマは
「三馬」
と書いていたそうです。
由来としましては
食べたら馬三頭分の力がみなぎる
との事。

しかしいつの日か昔の詩人の方が
秋に見る刀のようだと
秋刀魚と表記し
秋刀魚
が定着したのだとか。


光宙は日本人の国民性なのかもしれません。

















小事・小言でございますが・・・。
喧嘩をして何かしらの行事が取り止めになる。
なんてご経験はございますか。

友人と遊ぶ約束をしていたのに
直前でその友人と喧嘩になり
やっぱり遊ばない!!

そのような事が生きていれば
一度や二度、ご経験あるかと存じます。
人と人、違う感性の人間が集えば
多少のすれ違いはございます。

喧嘩やすれ違いを起こさないのも大事ですが
それを解決していくことが
必要なのではないか
と思う今日この頃でございます。


しばらくは前のこと。
私、妻と夫婦喧嘩致しました。
犬も食わない喧嘩を致しました。

普段ほとんど喧嘩はしないのでございますが
おそらくお互いの
虫の居どころが悪かったのでしょう。
とても些細な事で喧嘩となりまして
二人目を妊娠しております
臨月パンパン妻が

「一回外出てくる!」

と家を出ようとしたのです。
臨月パンパンでございましたので
流石にそれはダメだと
私は妻に自分が子供と公園に行くから
家で横になっていてくれと頼み
そそくさと、プンスカと
子供と共に公園へ向かわせていただきました。

2時間ほどでしょうか。
当時まだ真夏の昼過ぎ。
アチアチの公園で娘の熱中症に気を配りながら
二人で滑り台などの遊具で
ひとしきり遊んだのでございます。

汗だくのおじさんと幼女。
(意図せず法に触れそうなワードになってしまいました)
家に着いた頃には
幼女は元気ピンピンでございましたが
汗だくの方は見事熱中症に。

頭の片隅では

(あぁ喧嘩してたわ。気まずい空気まだ流れてる)

なんて考えながらも、頭痛と気だるさに襲われる汗だく。
シャワーを浴びてすぐに横になったのでございます。

喧嘩中ながら
流石に心配したのか
氷の入った冷たいポカリスエットを
妻は持ってきてくれて
横になる私にこう言いました。



「今日、、、もつ鍋食べる?」



分かりますか?
この恐怖が。



私と妻は大のもつ鍋好きでございまして
家でもつ鍋を作ることがあるのですが
もつ鍋の日は2週間以上前から計画が企てられ
そのために食材の調達や、子供が早く寝るように。
と様々な準備が行われます。
そしてそのXデーが
まさにその日だったわけでございます。

私は喧嘩中だし熱中症でぐったりだし
今日の晩御飯はお互い適当に済ませるだろう
と考えていたのです。

予期せぬ恐怖に見舞われた私は

「あ、あぁ、、。」

と歯切れの悪い返事しか出来ず…。




妊婦の神秘さと
もつ鍋の美味しさに
触れた日の話でございます。


————————————————————
先月半ばまで募集をしておりました
Tシャツプレゼントキャンペーンのようなものに
ご応募いただきました方々
誠にありがとうございました。

私の予想を遥かに上回る数の募集をいただき
少し驚いているところでございます。

また機会がございましたら
何かしらを作り
プレゼントを致しますので
その際もたくさんのご応募お待ちしております。

いつも当店のご面倒をみてくださり
誠にありがとうございます。
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9月のごあいさつ

9月、まだまだ暑さは残りますが
世の中としましては夏も終わりでございます。
残りに残る残暑
いかがお過ごしでしょうか。

9月は秋の初めということもあり
様々な野菜、果物が
旬を迎えることと存じますが
当店の店主も大好きな
「銀杏」もその内の一つでございます。

イチョウの木の実の銀杏ですが
イチョウの木は生命力がとても強いらしく
聞くところによりますと
恐竜が生きていた時代から
世界各地に存在していたといいます。

そんな生命力溢れる木になる実の為か
食べ過ぎると、体内のとあるビタミンを
破壊して痙攣などの症状を
引き起こしてしまうんだとか。

美味しいのはわかりますが
どうぞ食べ過ぎにはご注意くださいませ。


また、どこぞで当店の店主が
激しく震えておりました際には

(あー銀杏食べ過ぎたんだなぁ)

と温かい目で見守ってあげていただけると
幸いでございます。












小事、小言でございますが・・・。
考えすぎて訳がわからなくなること
などございませんか。

当店の近くには昔からある
小さな小さな神社がございます。
その神社のもとでは夏祭りなどが行われたりと
地域の方々から愛される神社でございます。

ここ最近ではございますが
私朝の出勤前にそこへ向かい
手を拝んでおります。
特別心神深いわけではございませんが
とある朝に何気なく参拝してから
なんとなーく続いているのでございます。

さて本題はここからでございます。
当初私はその神社で手を合わせる際
心の中で
(おはようございます。)
と何も考えずに挨拶をしてすぐに
神社を後にしておりました。

しかしある朝私は
はっと気づいたのでございます。

(もしかしたらここの神様に疑われているのではないか)

と。
何をかと申しますと
私基本、参拝をさせていただく際には
心の中で挨拶しかしない主義
の人間でございます。

旅行先で行ったお寺や神社などで
手を合わせる際には
(こんにちはー。)
などの挨拶に留めております。

理由としましては
普段来もしない人間風情が
いきなりズカズカと家に入り込み
「宝くじ!宝くじ当てて!!ねぇ!」
などと言われた際には
いくら寛大なマインドがございましても
流石に…。
と私なら思うからでございます。

そんな私はあくまで
謙虚スタイルを取ってますよアピール
全開のもと、挨拶しかしないのでございます。

その考えのもと
ほぼほぼ毎日挨拶だけをしに
参拝をさせていただいているのですが

(こいつ挨拶しかしないけど本当は何か企んでるのかも)

と神様に疑われているのではないか
と思うのでございます。

神様からしたら
毎朝毎朝ズカズカと家に入り込み
「おはようございまーす!!」
とだけ言って立ち去る人間風情。


神「いや、何、用件は・・・?」




毎朝毎朝そんなことが続いた日には
神様も痺れを切らし
ついには

「てんめぇ!早く用件言いやがれ!!」

となるのではないかと。
そうなれば私は申し上げます。

「ちょっとだけ宝くじ当ててもらえませんかねぇ。」

あくまで
そっちがそんな言うなら・・・。
のような姿勢で。

神様は痺れを切らしているものだから
引くにも引けず

「あぁいいから!3億くらいいいから!
挨拶だけするの気持ち悪いからやめてくれる!?」

私「す、すみませんねぇ。」(ヘコヘコ)


毎朝心の中で神様と
心理戦を行なっております
人間風情の話でございます。





8月のごあいさつ


8月はまだまだ暑い季節が続きますし
9月になってもまだまだ暑さが引くことはございませんが
何故か8月の終わりになると
夏が終わるのかぁ
と少し寂しい気持ちになるものでございます。

子供の頃には宿題もせず
友達と夏祭りに出かけたのは
きっと同じのことと存じます。

まだ8月。でございます。
久しぶりに浴衣でも来て
童心に帰り、思う存分
夏を楽しまれてはいかがでしょう。







小事、小言でございますが・・・。
「ありがた迷惑」という言葉がございます。
意味はご存知の通り
善意のつもりでしたことが
却って迷惑になるという言葉でございますが
この言葉、
なんて冷たい言葉でしょうか。

いやわかりますよ?わかるのですが
やはり人として生き物として
まずその善意に感謝すべきなのではないでしょうか。

「ありがた迷惑」という言葉は
基本「ありがた」より「迷惑」が先立って目立つ
冷たい言葉に感じます。
その「ありがた迷惑」で命の危険に晒されるわけでもございませんし。


「まずはありがとう」
の心を持ち合わせた人間に
なりたいものでございます。





先日我が家の妻、娘そして
私の姉とその子供(姪)と
大きめの公園に遊びに行かせていただきました。
日曜日の大きな公園ということもあり
園内はたくさんの子連れ家族で溢れ返っておりました。
園内には大きな遊具や池、広々とした芝生。
どこを見渡しても元気に遊ぶ子供たちでいっぱいでございます。

とりあえず遊具で子供たちに満足していただこうと
目的地まで歩いている時のこと。
姪が大きな声で私を呼びます。

「見てーー!!カエル!カエルがいる!!」

私が駆けつけると
そこにいたのは
なんとも可愛らしい小さなカエル。
私カエルについて勉強不足ではございますが
よく言う「アマガエル」という種類でしょうか。

そのカエルは日光が降り注ぐ
コンクリートの道端で
まるで困ったかのように座り込んでおります。

(なんて可哀想なカエルなんだ。きっと水辺に移動したいに違いない。)

そこからの私の行動は早く
両手でカエルを優しく包み
家族に報告をし
早歩きで一人、園内の池へと向かいました。

そして池の中にそっとカエルを解き放ちます。

(頑張って生き抜け…。)

そう心の中で呟く私は
さながら荒野を駆けるカウボーイ。
途中に寄った村の娘を助け
再び旅に出る時のセリフでございます。

カウボーイが池を離れ
家族の元に戻ろうと
少し歩き始めた時です。

背後から

「わぁーー!!カエルだーー!!」
「すげぇ!カエルいるじゃん!!」
「捕まえろ!捕まえろ!」

けたたましく叫ぶ男子小学生の集団。
手には虫とり網。
絶体絶命のカエル。







私は心の中でカエルに向かって
こう叫びました。


(まずはありがとうの心!!!)












7月のごあいさつ


あー今年も夏がやって参りました。
また暑い季節が訪れるわけでございます。

夏の風物詩といえば色々とございます。
海にバーベキュー、かき氷にスイカ割り。
色々と挙がるわけでございますが
その多くが「涼」に関することと存じます。

そしてこの度
暑い夏を少しでも涼しく感じていただければ。
と、私が本当に体験した怖い話を
お話しさせていただことにしました。



















〜本当にあった怖い話・2023年初夏特別編〜


(これは一般の人が体験した実話を書き記したものです。
ただし登場する地名、団体名、個人名などは
架空もしくは仮名であり
事実とは一切関係ありません。)



それはまだ肌寒い、春の初めのことでした。
いつも朝6時過ぎに会社に出社をするのですが
その日は色々と立て込んでおり
朝の3時に会社へと出向いたのです。
朝と言っても3時はまだまだ暗く
一人くらい夜道を寂しく歩きながら
出社したのを覚えています。






『真夜中の扉』
体験者:丸 八太郎






起き慣れていない時間帯のせいか
どこか頭がスッキリとせず
寝ぼけた状態で職場へと入りました。
もちろん会社には誰一人いません。

…ぴとん…ぴとん…。

最後まで締め忘れた蛇口から落ちる水滴が
妙に響き渡ります。
丑三つ時にあたるこの時間。
まるでこの世に自分しかいないんじゃないか。
そう思わせるくらいに静けさで満たされていました。

今日作るべきふくれ菓子の数を計算しなければ。
と眠い目を擦りながらデスクへと向かいます。
しかし何故か作業に集中することができません。
ラジオでも聞いて一度目を覚そうと
職場にあるラジオのボタンを押します。

ザーザザー…ザー…。

毎日流しているはずのラジオから何故かノイズ音が。
気分転換も出来ないなぁ。
なんて思いながらまだまだ眠い身体を引きずりながら
トイレへと向かいました。
トイレを済ませて顔でも洗えば
目が覚めるだろうと考えながら
押して開くはずのドアを
引いて開こうとしました。

ガチャッ…ガチャガチャッ…

え…開かない!?
誰かトイレに入ってる!?

身体の内側から血の気が引いていきます。

あ、ありえない!こんな時間に職場に人はいないはず!

もう一度
押して開くはずのドアを引きました。

ガチャッ…。

確かに開きません。

あまりの恐ろしさに
全身の毛が逆立ち、理解が追いつきません。

そして慎重にもう一度
押して開くはずのドアを押しました・・・。


・・・中には誰もいなかったのです。









カイ・トウ・ホー・ブ!

弱気退散!!

かーーーーーつ!!!

(上記の呪文をご存知ない方には大変申し訳ございません)









6月のごあいさつ




早くも1年の折り返しの月を迎えました。
いかがお過ごしでしょうか。

雨が降ったり止んだりを繰り返すこの季節でございますが
この時期の花といえば
やはりアジサイではないでしょうか。
雨つゆで綺麗に化粧をされたアジサイは
どこかおしとやかな雰囲気を
感じることと存じます。

アジサイの語源は
「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」
から来ているとお聞きしております。
歴史は古く万葉集にも
アジサイを詠んだ歌があるんだとか。
一般的に今見るアジサイは
「西洋アジサイ」と呼ぶそうで
日本の太平洋側で自生していた「ガクアジサイ」が
原種なんだそうです。

ガクアジサイで調べさせていただいたところ
なんとも可愛らしいアジサイの画像が。


今年の梅雨は
ガクアジサイでも探しに行かれてみてはいかがでしょう。






















小事、小言でございますが・・・。

誰にでも「違う顔」というものがあると存じます。
例えば、職場の自分。学校での自分。家庭での自分。
接しているコミュニティがあるだけ、その顔というのがあるものかと。

もちろん根本の性格というのは
基本的に同じでございましょうし
また、「違う顔」それぞれが本当の自分であって
偽りの自分でございます。

中にはどこでも全く変わらないよ。
とおっしゃる方もいるかとは存じます。

しかしながら私なんぞが
「どこでも全く同じ自分だよ?」
なんてスタイルを取った日には
仕事どころか生活がまま成らないのでは。
なんて思ったりするわけでございます。


少し前のことになりましょうか。
私の妻が体調を崩した為
私は娘を連れて職場に向かい
娘を横に座らせてパソコン業務を
させていただいていた時のことでございます。

もちろん職場にはたくさんのスタッフさん達が
まだお勤めされていて
私は内心
申し訳ないなぁ。
なんて思いながらも
申し訳ない態度を出さない。
という暴挙に出ながら仕事をしておりました。

気の利く優しいスタッフさん達は
近くを通るたびに子供をあやしてくれて
感謝しかございません。

子育てには申し訳なさが付き物だと
子育てをして思い知らされます。

しかし私だって父親の端くれ。
このタイミングで
申し訳なさと出会うのは
初めからの予想通りでございます。

私は家から持ってきた秘密兵器
「おもちゃ」なるものを
取り出します。
皆さんにかまっていただかなくとも
このおもちゃで場をしのげる。
ってなわけでございます。

そしてさらにはその「おもちゃ」
なんと小さなマイクが付いており
ボタンを押せば子供向けの音楽が流れる
「どこでもカラオケボックス」
のようなデラックスなおもちゃでございます。

さらには録音機能も搭載。
録音した自分の音声を聴ける
という眩いばかりの
最先端おもちゃなのでございます。

私は満を持してその
どこでもカラオケボックスを
机の上にPUT!

家でそのおもちゃに
遊び慣れた娘は
迷わず録音データの
再生のボタンをON!


「・・・どうしたんでちゅか?んんーー可愛いでちゅねーー!!」


その場に流れる気持ちの悪いおじさん(私)の裏声。


横に居合わせたスタッフの山繁さん(仮名)
山繁「え…この声…え…。」


(違うんです。山繁さん。違うんです。最近、娘が私にとあるアニメの女性キャラクターになってって言うから仕方なく真似をしただけなんです。そのまま声を録音する流れになっただけで、こんな気持ち悪い声を普段から出しているわけでは無いんです。そもそも子供と遊んでいただけだか「・・・どうしたんでちゅか?んんーー可愛いでちゅねーー!!」


…録音データ再生を再びを押す娘。






プライベートと職場での顔を変えすぎた
悲しい男の末路でございました。









5月のごあいさつ



今年も5月がやって参りました。

私、5月の夕暮れ時が好きでございます。
たまの仕事終わりに
公園のベンチに座って
コーヒーでも飲みながら
ぼけぇっとするのでございます。

とても気持ちの良い時間になりますので
お忙しいとは存じますが
ぜひ一度お試しください。

いいえ、お忙しいからこそ
一度お試しくださいませ。







小事、小言でございますが・・・。

私事で大変恐縮ではありますが
実は人見知りでございます。

もちろん社会人として生きていく為に
明るく振る舞っているつもりでございます。
取引先様やお客様とのご対応などは普段より
意識して気分を上げたりしております。

スタッフの皆様にも
なるべく。ではございますが
こちらから話しかけたり
コミュニケーションを取るよう
心がけているわけでございます。

しかしながら根っこの人見知りという部分は
簡単に変わらないのでございます。




少し前のことになります。
その日は菓子作りが忙しく
スタッフの皆様には
いつにも増して
頑張っていただいた日のことでした。

もう夕方過ぎでしょうか。
まだ寒い季節で日が落ちやすく
夕方といっても、もう暗くなっておりました。

私はあと少しの業務を残し
一息付いていると
仕事が終わり
帰りがけの前山さん(仮名)と
すれ違ったのでございます。

私「お疲れ様ですー!疲れましたねー。ありがとうございます。」

元々人見知りの人間としては、「ありがとう」とかの言葉は
とても恥ずかしい言葉の部類に入るのですが
言わなければ伝わりません。
人見知りという重い扉を一生懸命押し開け
なんとか言葉として伝えることが出来たのでございます。

前山「お腹空きましたよぉ。」

私「あ、自分もお腹空いたんですよ!」

前山「え、知りませんよ。」



・・・え?



前山さんから差し出してきた「お腹空いたよねトーク」に
意気揚々と乗ったら「知りませんよ」の一刀両断。
人見知りが吊られた餌に飛びついたが最後。
なんとも言えない空気がそこに。




末筆ではございますが

コミニュケーション

コミュニケーション


どちらが正しいのですか。







4月のごあいさつ

4月と聞くだけで
何処かウキウキとするのは
私だけでしょうか。

暖かさのありがたみを
感じるこの季節。

4月の特別な日と言えば
やはり4月4日。
そう「あんぱんの日」でございます。


そもそもあんぱんでございますが
1800年代後半
老舗のパン屋「木村屋」さんが
当時まだ表立っていなかった
パンという食べ物を
日本でも普及させようと
考案したのが始まり。
とお聞きしております。

その後、4月4日に
明治天皇へあんぱんが献上され
その日を記念日にしたのが
「あんぱんの日」とのことです。



ちなみにではございますが
「どら焼きの日」も
4月4日でございます。


あんぱん × どら焼き

ジャンボ鶴田 × 天龍源一郎

の関係性。
と言ったところでしょうか。















小事、小言でございますが…。

私の娘が生まれて二年と半年の月日が過ぎました。
先輩方からすれば

まだ2歳半か。これからだな。

と喝を入れられること間違いございませんが
それでも今を生きる私としては
その短い期間でも色々とあるわけでございます。

今では自分の言いたいことを言いたいだけ
ぶつけてくる娘。
8割が「嫌だ」に尽きるのでございますが
それでも意思をしっかりと伝えてくる
その成長ぶりに
初めて子育てをさせていただく私には
感慨深いものがございます。

私、娘に対しなるべくではございますが
「人」として接しようと心掛けております。
私の考えでは
子供は経験を知らない「人」で
大人は経験を知っている「人」でございます。

そこを踏まえて親として接したいという想いがあり
そのため娘には私のことを
「パパ」や「お父さん」
と呼ばせることをやめていただいております。

恥ずかしながら。
ではありますが娘には
「ちゃん」と呼んでもらっているのでございます。
私としては「パパ」系以外ならなんでもよかった為
妻との呼び名決め会議の際
なんとなくそう決めたのでございます。


令和・子連れ狼誕生の瞬間でございます。


父のことを「ちゃん」と呼ぶ娘。
そんな娘が1歳になるくらいの頃でしょうか。
小児喘息のため妻と同伴で入院をしたことがございます。

入院先の病院では実習中の看護学生さんや
主治医の先生にたくさん可愛がっていただきました。

このご時世、面会等は一切叶わず、
1週間程娘に会えない日々が続き
いざ退院の時。
迎えに行き、病院のロビーで待つ私。

ロビーのエレベーターが開くとそこには
たくさんの看護学生さんと主治医に囲まれた娘が。

エレベーターと私の元までは多少の距離があり
私を見つけた娘は

「ちゃーーーん!!!」

感動の再会。でございます。
私もエレベーターまで駆け寄ろうとしたその時です。


看護学生A「ちゃんだ!」
看護学生B「あ、ちゃんだよ!」
看護学生C「ちゃんいたね!!」
主治医「ちゃん来てる!」


大きめの声でおじさんを指差し「ちゃん」と呼ぶ大人達。

公衆の面前で辱めを受ける「ちゃん」。

今までずっと、娘にしか呼ばれていなかった
恥ずかしめのあだ名を
まさか大勢の大人達から
指を差され呼ばれることがあろうとは。

「チ、チチ、チミ達のちゃんではない!!(怒号)」

なんて言えるはずもなく
目線を合わせず

「ど、どうもお世話になりました。」

とお礼を言い、会計を済ませ
遅れてやってきた妻と
そそくさと帰らせていただきました。





子育ての難しさを
体験させていただいた時の話でございます。






3月のごあいさつ

春をちらちらと感じますこの頃。
春の初めは一年の内でも
特別の事と存じます。

春の初めの花と言えば
「菜の花」でございましょう。

黄色く一面に咲いた花々は
人の心にこう囁きます。
「春やでぇ…。」
と。

(…なんかごめんなさい。)




そんな菜の花でございますが
野菜という意味の「菜っ葉」
から来た名前なんだとか。

「菜の花」はアブラナ系の総称らしく
イメージされております黄色い花は
「西洋油菜」と言うそう。


私、今年は菜の花を摘んで
ごま和えなんて食べてみたいな。
と思っている次第でございます。












小事、小言でございますが・・・。

去年の話になりましょうか。
この場を借りて「カパカパ」という擬態語が出す
イメージについてお話させていただいたときの事でございます。
その時ふと昔を思い出した事がございました。


人生色々ございます。
人の数だけ人生があり
その数だけハプニングが生まれるわけでございます。

私、ここだけの話
ハプニングや失敗が大好きおじさんでございまして
もしかしたら、陰で「ハプおじ」と呼ばれているかもしれません。

ありがとうございます。

なぜハプおじになったのかと申しますと
なぜだか存じませんが
後で思い返すとハプニングの方が笑えるから
でございます。

ございませんか?
「あんなことあったよねーー!!(失敗談)」
それが好きなのでございます。


さて、話を戻させていただきます。
ふと思い出した事がございました。
それはいつになりましょうか。
私がまだ若者として
社会の荒波に船出した頃でしょうか。

とある大きな会社に潜り込むことに成功した私。
その会社のある店舗で勤務していたのですが
本部にいらっしゃる、あるお偉い様に
なぜか気に入っていただき
よくお酒やお茶の席に
同行させていただいておりました。

その上司はすごく厳しく
そしてすごく茶目っ気の効いた方でございまして
私の社会人としての甘さを色々な角度から
イジっていただいたのは良い思い出でございます。

今の若い方々からしたら、問題なのでは。
とお思いになる方もいらっしゃるでしょうが
私はその方に本名では呼んでもらえず
いつも冗談混じりの
変なあだ名で呼ばれておりました。
それは一重に
「まだまだ甘ちゃん」
と教えていただいていたのだと思います。


その勤務していた店舗は
鬼のように売り上げを立てる店舗でございまして
鬼のように売り上げを立てるということは
鬼のようにお客さまがいらっしゃるということでございます。

その店舗の来店者数を知りたがった上司は
私に数をカウントするよう命令。
私は押せばカチカチ音を鳴らし
数字がカウントアップするカウンター
通称「カチカチ」
を常備し波のように押し寄せるお客さまを数えていきました。

いつもお客さまがいらっしゃるので
いつもカチカチと音を鳴らす私にその上司は
「カチカチくん」
と新たな呼び名をつけ
何か用がある事に
「カチカチくーん、カチカチくーん。」
と私を呼んだのでございます。

そんな呼び方が続いたある夏のこと。
普段その上司はお客さまの対応をされないのですが
あまりにも忙しかったので、その上司も参戦し
お店を回すこととなったのでございます。

お客さまの対応は完璧な上司。
しかし本部にいたら触ることのない
レジの操作等が残っております。
私は、絶対困るだろうと見越し
何食わぬ顔で近くの商品を掃除するフリをして
その困る時まで息を潜めたのでございます。

商品の説明が終わりいざお代金をいただく。
案の定上司は周りを見渡します。
もちろん近くには何食わぬ顔の私。

商品の掃除をするフリをした私に
少し大きめの声で呼びかけます。



上司「カチカチさーん!カチカチさーーん!!」



上司いぃぃーー!?!!

ついには本名を忘れ
あだ名で呼ぶ上司。

震える私。

こちらを二度見するお客さま。
当たり前でございます。
お客さまからしたら
いざお会計というタイミングで
「カチカチさん」なる者が来るというではありませんか。
まだいつも通りのカチカチくんなら可愛いものの
お客さまの前なのでしっかり「さん付け」。

少し怯えた様子で私をうかがうお客さま。
「さーて、カチカチしちゃいましょうかね♡」
なんて言われるんじゃないかと不安げな顔。

「今日は特別に、強めのカチカチとシャレ込みましょうかねぇええ!!」
「ひえええぇぇえ!!!!!!」

じゃないんですって。




その後
私も「カチカチさん」として
しっかりお会計を済まし
上司と共にお客さまを外までお見送り。

上司はこう私に言いました。

「…ありがとな。」


以上、
事実が権力により隠蔽された瞬間でございました。